日程:2008年11月6(木),7日(金)
会場:秋葉原ダイビル 12F 首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス
   〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13
特集:そこら中でインタラクション
発表申込締切:2008年9月5日(金) 10日(水)まで延長しています 締め切りました
原稿締切:2008年10月6日締め切りました

HI学会研究会(ユビキタスI/F&AP専門研究会),VR学会ウェアラブルとユビキタスVR研究会と共催

招待講演:「コンテンツ志向の空間」:渡邊英徳(首都大学東京)
招待講演:「パイロットへの情報提示とVR」:野嶋琢也(宇宙航空研究開発機構)
招待講演:「ニコニコ・インタラクション」:戀塚昭彦(株式会社ドワンゴ)
参加募集
事前登録は必要ありません.学会共通の参加案内はこちらをご覧ください.
プログラム
11月6日(木)
10:00~11:40 一般公演1
(1)定常視覚誘発電位による注視方向の推定とその応用
唐山英明,廣瀬通孝,(東京大学)
(2)触覚力覚の提示手法と感覚融合に関する基礎的研究
宇高正憲,池井 寧,(首都大学東京)
(3)「振ってみる」インタフェース
関口裕一郎,広田光一,(東京大学)
(4)渦輪を用いたフォグスクリーンに関する基礎的検討
徳田雄嵩,鈴木康広, 西村邦裕, 谷川智洋, 廣瀬通孝(東京大学)
(5) ブラウザ上でのインタラクティブな3次元仮想環境を実現するサーバレンダリングに関する検討
安田 敏宏,伊藤 雄一,櫻井 智史,山口 徳郎,岸野 文郎(大阪大学)
13:10~14:10 招待講演
コンテンツ志向の空間
渡邊英徳,(首都大学東京)
In the 3D-Intenrnet space, 'Contents and Navigation' produces the space experience instead of physical elements such as the wall, floors, and roofs that form the architecture and the city environment of the physical space. 'Archidemo' project by the cross-field collaboration was developed in accordance with this concept -- 'Contents Oriented Space'.
14:20~15:20 招待講演
パイロットへの情報提示とVR
野嶋琢也,(宇宙航空研究開発機構)
動力飛行の世界は約100年前のライト兄弟より始まったとされているが,初飛行当時の彼らの興奮は想像に難くない.有史以来あこがれの的であった,鳥の羽を手に入れることができた,これからは自由に大空を飛び回ることが出来る,と,考えていたことであろう.しかし現実にはそうとはならなかった.航空機の飛行能力が未熟であったこともその理由の一つである.しかし何よりも,「空」という空間は人間にとって未知のものであり,その空間における人間の特性,その空間で必要とされる能力に関する理解が十分でなかったことが大きい.そのため,初期の飛行機は危険な乗り物でしかなかった. この100年の間,多くの人間の努力により飛行技術は向上し,また,人間の特性についても大幅に理解が進んだ.その結果,現在では飛行機の安全性は飛躍的に向上し,誰もが気軽に飛行機を利用できるものとなっている.航空機の安全性向上には,言うまでもなく空力やエンジン,材料など様々な技術が寄与しているが,パイロットへ直接影響を及ぼすものとしては,操縦システム,特にパイロットへの情報提示装置と,フライトシミュレータによる訓練を挙げることができよう.両者とも,パイロットの持つ感覚をいかに利用して,必要な情報を提示するかと言うことを追求して発展してきており,そこには現在Virtual Reality(VR)の分野で活用されている数多くの感覚情報提示技術が関係している. 本講演では,航空機の情報提示システムならびにフライトシミュレータに着目し,その変遷と現状を通じて情報の提示とVRについて概括する.
15:35~17:15 一般公演2
(6)経験と勘を工学的に拡張するためのインタフェース技術
蔵田武志、大隈隆史、興梠正克、石川智也、タンガマニ・カライバニ、七田洸一、君島翔,(産総研)
(7)音声解析に基づいた感情を可視化する手法
櫻井 翔,鳴海拓志,佐々木正人(東京大学)
(8)6自由度インタフェースデバイスのためのクリック及びクラッチ機構に関する検討
一色正晴,馬場次郎, 赤羽克仁,橋本直己,佐藤 誠(東京工業大学 精密工学研究所)
(9) 触覚刺激の合成手法に関する研究
梶谷 肇,池井 寧,(首都大学東京)
(10)未来のモノのデザイン ~CHI 研究へのインプリケーション~
伊賀聡一郎、岡本明、安村通晃
11月7日(金)
10:00~11:15 一般公演3
(11)インターネット接続のトラブル解決を支援する通信プロトコルの表現方法の評価
宮本勝, 齋藤耕介, 中谷桃子, 加藤洋一(日本電信電話株式会社 NTTサイバーソリューション研究所)
インターネット接続のトラブル解決支援のため、通信プロトコルの可視化方法 と,訓練時に用いるメタファを制御し,評価した.可視化方法としては,複数の 通信プロトコルを,一度に全て表示する条件と,逐次表示する条件を比較した. また,可視化情報が用いるメタファと訓練時に用いるメタファが一致する/しな いの条件を比較した.実験結果に基づき、制御した要因の他に、被験者の既有知 識、トラブルの種別の影響ついて報告する.
(12)実物体ベースの遠隔指示装置における複製画像インタフェースの提案
高野健太郎, 内橋真吾(富士ゼロックス)
我々は遠隔地の物体を映像として共有し,該物体にプロジェクタ光による直接的 な指示を可能とすることで,実物体を対象とした遠隔コミュニケーションを支援 するシステムの研究を行っている.本稿では「指示後に対象物を移動させること により指示と対象物がずれ,指示参照できない」問題に対し,移動前に対象物の複 製画像を作成し対象物と同位置に投影することで,対象物移動後も複製画像上で 指示を継続参照できる手法を提案する.
(13)インタラクティブ製品の利用における製品関与の役割
安藤 昌也(産業技術大学院大学)
13:10~15:15 一般公演4
(14)内視鏡手術におけるHMD利用に関する一考察
五味雄一, 森田圭紀, 寺田努, 東健, 塚本昌彦(神戸大学)
内視鏡手術は執刀に高度な操作技術が求められるのに加え,心拍数や血圧など複 数の情報を総合的に判断しながら手術を進める必要がある.本研究では,執刀医 自身が必要な情報を見られる方法として,内視鏡や生体情報モニタからの映像を HMDに映し,必要に応じて切り替えることで執刀医が必要としている情報を得ら れるシステムを提案した.提案システムを内視鏡手術のライブセミナーにおいて 運用し,評価・考察を行った.
(15)マーカ画像の歪みを利用した移動距離推定方式
鈴木雄貴, 寺田努, 塚本 昌彦(神戸大学)
カメラ画像を利用したロボットや人などの位置推定は,低コストで高速な動きへ対応できることが求められる. これまでに筆者らの研究グループではインターレースカメラとマーカを用いた移動量推定手法に関する研究を進めてきた. 本稿では,従来手法をより高速な移動に対応させるため,インターレースカメラもしくはノンインターレースカメラで撮影した1 フレーム内のマーカの歪みを利用して移動量を推定する手法を提案する.
(16)タンジブルユーザインタフェース構築のためのユーザプロファイル学習手法
松井香純(大阪大学), 寺田努(神戸大学), 西尾章治郎(大阪大学)
TUI(Tangible User Interface)を用いてアプリケーションを操作する場合,アプ リケーション機能とTUIのデバイスを関連付けする必要があるが,従来の自動関 連付け手法ではユーザの嗜好プロファイルを用意するのが面倒であったり,汎用 的でないという問題があった.そこで本研究では,関連付けに必要なユーザの嗜 好プロファイルの自動構築・学習手法を提案し,評価の結果80%以上の精度を確 認した.
(17)ユーザ構築型インタフェースに関する一検討
吉田 愛, 伊藤雄一, 小池 季, 岸野文郎(大阪大学)
(18)マンガ的手法を用いたニコニコ動画ナビゲーション
中村貴洋, 青木秀憲, 宮下芳明(明治大学大学院理工学研究科)
本研究では、ニコニコ動画に投稿されているコメント数と映像 の関係を検証した先行研究に基づき、視聴者が動画内の閲覧したい区間を漫画的手 法を用いることで容易に指定できるような方法を検討し、その効果を検証した。
15:30~17:00 招待講演
ニコニコ・インタラクション
戀塚昭彦 (株式会社ドワンゴ)
発表申し込み方法
下記内容を記した電子メールを下記照会/申込先までお送りください. メールの題名(subject)の先頭には[SIGHCI130発表申込]を付けてください.
-------------------------------------
HCI研究会(第130回)発表申し込み

1.申込者/発表者情報
氏名(ふりがな):
所属:
原稿依頼送付先(連絡先)
郵便番号:
所在地:
宛名:
電話番号:
e-mail:

2.発表内容
発表題目:
著者氏名とその所属(共著者含む):
※同じ所属の人が連続する場合は所属をまとめて下さい.
※登壇予定者の氏名の前に○を付けて下さい.
要旨(200字以内):
-------------------------------------

照会/申込先:sighci130@sighci.jp(@が全角になっていますので半角に変更ください)
研究報告集について
執筆された発表原稿は,情報処理学会研究報告に加え,ヒューマンインタフェース学会研究報告集にも掲載される予定です.この場合,著作権は情報処理学会とヒューマンインタフェース学会の共有となります.
SIGHCI130担当
主査:中小路久美代(東大/SRA-KTL)
幹事:青木恒(東芝)/加藤直樹(東京学芸大)/河野恭之(関学大)/ 志築文太郎(筑波大)/水口充(京産大)/宮下芳明(明治大)
担当運営委員:新西誠人(リコー)/江渡浩一郎(産総研)/中西正洋(シャープ)/塚田浩二 (お茶大)